意地悪てぃーちゃー

夏休み

あの代休の日から、時間はあっちゅう間に過ぎてもう明日から夏休み。


蒸し風呂みたいな体育館で終業式があって、学年集会があった。


人多いし、暑い~。
受験受験ってそればっかやんけ。


うちは暑さと戦いながら、そう思ってた。


そしてやっとの事で、教室に戻る事になった。


教室に入ると、やっぱみんな扇風機の前にたかってた。


しばらくして、井澤と荒木ちゃんが教室に入って来た。


「よしっ。通知表返すぞ~。順番に取りに来い。」


げっ…
通知表の存在忘れてた。


いよいようちの番が回ってきた。


「もうちょいがんばろか。心にはこれも贈呈や。」


うちは通知表と同時にプリントを貰った。


……………………はっ。
数学補修のお知らせ…?



うちは通知表を見た。
まぁまぁ2年の時と変わらず、普通な成績。
なぜに補修?



「今、プリント貰った奴~ちゃんと補修来いよ。わかってるな?ほんじゃ夏休み楽しめ。勉強もしろよ~。ほんじゃ元気で。」


クラスは終わった。
うちはそのまま井澤の所に行った。
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