意地悪てぃーちゃー
「なぁなんで補修なん?うちの成績って普通よな?」


「普通や。お前の志望校のレベル高いんよ。やからさ、夏から頑張って貰う為に補修じゃ。」


なるほど…。
まだ迷ってるけど、しょうがないか~。


「納得しました?まっ生徒会室行くぞ~。」



うちと井澤は、一緒に生徒会室に向かった。

今日は夏休みの日程と、2学期の予定について。


夏休みやのに生徒会もあんのか~。
しかも朝からって…。


うちは日程の紙を見ながら、イロイロ考えてた。


「こん中で来れん日があったら、この後俺の所まで。そしたら解散。」


うちはそのまま井澤の所へ…

「先生~この日無理。」


「なんで?」


1日だけ高校のオープンスクールと被ってた。


「オープンスクール。」


「あ゛ぁ。忘れてた。心あっこ見に行くんか~。」


井澤の事やから、3年が来れん日は避けたんやろな~。
うちが見に行く所は、市外やし…。


「うん。興味あんねん。やから志望校変わるかも。」


「了解了解。まぁ焦って決めんなよ。俺、基本学校来てるからいつでも話聞くし。」


やっぱ井澤が担任でよかった~。
他の先生とは違う。


「ありがとう。そしたらまた明日。」


うちはそのまま家に帰った。
暑い暑い夏休みが、今年も始まったな~。
< 82 / 280 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop