意地悪てぃーちゃー
「解けた~。」


「おっ早いな~。答え合わせや。貸してみ。」


井澤は真剣な表情で、プリントの答え合わせをしていた。


「心~一問間違いや。ここ計算間違ってる。」


「うわ~本間や。」



うちは井澤に言われた所を直して、もっかいプリントを渡した。


「よしっ。計算間違い多いから、減らしていこな。今日はここまでや。おつかれさん。」


「はーい。ありがとうございました。」



うちはかばんの中に、道具をなおした。

そう言えば、井澤の恋はどうなったんやろ?



「先生~。あれから恋はどうなん?」


「何も無いわ~。てか心こそ、好きな奴居らんの?」



何も無いんか~。
なんか安心してる自分が居った。

好きな人な~…
あれから考えた事無かったな~。


「…居らん。てか、今日荒木ちゃん来てる?」


「ふーん。来てるよ~。荒木ちゃんに用事?」



いや・・・・・・
荒木ちゃんのアドバイスが聞きたかった。


「ん~…うん。用事。」


「ほんじゃ呼んできたるわ~。待っとけ。」


井澤はそのまま、生徒会室を出て行った。

しばらくして、荒木ちゃんが生徒会室にやって来た。
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