僕らだって恋をする。
「うーん…楽しいというか、面白いとは思ったことあるよ?


私はあまり楽しいとか思わないから…


それに正直言うと、一緒にいて和むのは章斗だし…」

凛香は再び椅子を一回転させた。


《やばい…超嬉しい…》



本人は何気なく言った一言だろうけど、俺の気持ちは有頂天になる。


「……サンキュ。

でさ、凛香は彼氏と仲直りしたいの?」


「ん〜…なんか別に仲直りしなくてもいいかなって思う。」


「………は?」

俺は目を丸く見開く。


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