僕らだって恋をする。

第五話

放課後…


少し遅く学校を出たからか、空には一番星が輝いている。

家の近くに着いた時、前方には最近は見なかったけれど、見慣れた背中が……



「…こんばんは」

俺は声をかける。


その人物はゆっくり振り向いて


「お!!章斗君!!久しぶりだな〜」

ニカッと笑った。


「お久しぶりです。…凛香のお父さん。


最近、お忙しいみたいですけど…」


「ああ、学校でテストが始まったから、その採点とかしなきゃいけないことが増えたんだよ。」


そう、凛香のお父さんは学校の先生だ。


俺は朝、凛香に言われたことを思い出して、聞いてみることにした。


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