僕らだって恋をする。
「だから、頑張りなさいって言ってるの。」


「いやいや!!聞こえてましたよ!!ただ、てっきり諦めろって言うのかと…」


「そんなこと言うわけないでしょ?

いつも無気力なあなたが必死になれることなんでしょうから、頑張りなさい。

それに…。」


「ありがとう!!先生!!」

俺は職員室を出た。

「ちょっと!?話は最後まで…」


京先生の声は聞こえていたが、先生に認められたことによってやる気を出した俺は、止まらない。


勢いよくバン!!と教室に入る。
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