僕らだって恋をする。
その顔がキレイで…


可愛くて……


「凛香」


「ん?」

ゆっくり振り向く凛香


俺の中でようやく答えが出た。


「俺、お前のこと好きだ。」


「はっ!?」

みるみるうちに凛香の顔は赤くなっていく。


それを隠すように凛香は前を向いて

「な、何言ってんの!?」


と言いながら早足で歩いていった。


俺もそれを追いかけて…


「覚悟しとけよ?」

耳元でそう囁いた。


「〜〜〜!!!!」

凛香は声にならない声を上げながら耳まで赤くする。


まずは、お前を振り向かせることから始めようか――――。



永田章斗 STORY

*end*
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