僕らだって恋をする。
「迷惑なんかじゃない!!……その…よろしくお願いします。」


「あ、ありがとう!!…こちらこそ…よろしくね。
………………じゃあ、帰ろうか。」


「うん…」
俺は自分のカバンを持って、遠藤と一緒に学校を出た。

ヒュウッと冷たい風が吹く。もう秋だ。


「秋だねー、風が冷たいや。

…見て大谷君!!もう年賀状の販売してる!!まだそんな気分になれないよね。

頭の中は中間テストのことでいっぱいなのに!!」

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