僕らだって恋をする。
教室に入ると、もう先生が来ていてホームルームが始められていた。


「おっ、遠藤ご苦労さん…って大谷!?
珍しいな〜お前が真面目に週番の仕事してるなんて…」


「……別に…」

目線を合わせないようにしながら、プリントを教卓の上に置いて席に着く。



担任は少しの間、黙っていたが、明るい口調で再び話始めた。

「えーっと、今日は席替えをするからな!!皆、運を貯めておけよ?

じゃあ連絡は以上!!」

担任はそう言うと教室を出ていった。
< 26 / 158 >

この作品をシェア

pagetop