僕らだって恋をする。
「あの時はごめんね?友達が大谷君のこと『不良』とか言っちゃって…」


「ああ!!言われたね〜!!

でも大丈夫だよ。」

そう、二人組の女の子の片方が俺の髪を指さして「不良!!」って叫んだんだ。


その時俺は苦笑いして
「これ…地毛なんだけどな〜」って言った。


「あの時の…!!」


「ずっとお礼が言いたかったんだけど、大谷君忘れてるみたいだし…。

入学した時びっくりしたんだよ?『あの人がいる!!』って」

遠藤はクスクス笑いながら話す。

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