僕らだって恋をする。
「せ、先生!?」


「いいでしょ…」

先生はそう言って手を俺の後ろに回す。


な、何でこんなことに!?

訳がわからず、思考回路が正常に働かない。


バクバクと心臓が大きな音を出す。



「……やっぱりあった…」

京先生はスルリと俺のズボンのポケットからアレを出す。


そう、アレとは…

「あ〜俺のゲーム機!!」


「いつも持ってきちゃダメって言ってるでしょ!?」

さっき抱きついてきたのはこれを探すためか!!


そう思うと、さっきまで緊張してた俺って一体……


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