僕らだって恋をする。
「…俺のだからな。」


「あまーい!!甘すぎだよ陽人!!」

章斗は呆れた顔で
「『俺の』とか言ってるけど、誰のおかげで付き合えたんだよ。」

と言った。


「そうそう!!」


「わかってるって!!お前らのおかげ!!」

陽人は頭を掻きながら負けを認めるように言った。


「よし。……ところで修吾、お前はどうした?」


「うへっ!?」

突然、章斗の刃が向けられる。


章斗の刃からは誰も逃げられない。

「ここに入って来たとき、気落ちしてたみたいだけど?」


鋭いな……

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