僕らだって恋をする。

「で？」

章斗が別に問題ないだろ、という顔で聞いてくる。

「で……って…」


「お前は諦めんのか？」

章斗がそう言うと、陽人が


「諦める〜!?何回もゲームのボスにやられようが、戦いを挑み続ける修吾が!?」

と言った。


「そうだよな……諦めなくていいんだよな…」


「それがお前らしいからな。」

何だか元気が出てきた。


「そうだよな…もし奪えることができたらその二人はそんな関係だったってことだ!!」


「ああ。いいんじゃないか？」


「頑張れよ修吾!!」


「おう!!」