僕らだって恋をする。
「はぁ、はぁ、はぁ…」

京先生が追いかけてきていないのを確認して、座り込む。


屋上にいると、校舎内から見えるから、屋上につながる階段にいた。



「………んでだよ…」


結婚なんて、聞いてない…

しかも森坂先生と…


俺が顔を伏せていると足音が聞こえてきた。


俺の隣に誰かが座る。


「修吾」

聞きなれた声


「章斗か…」


「……お前でも気づいたのか?」


俺は顔をあげる。


「章斗はいつから気づいてたんだよ」


「……結構前からかな。」

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