シャボンの言葉

大きな蛙は信じていました。


自分が大事にしている木の実を、誰も傷付けたりしないと。


けれど、その朝に木の実が一つなくなっていたのです。


大きな蛙は、起きてきた小さな蛙に聞きました。


木の実を取ったのは、あなたですか…と。


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