お姫様×俺様男子 ~出会い編~
1951・・
1952・・
1953・・・

この部屋だな。

鍵を使って扉を開ける。

「けほけほ・・。」

すごい埃だな・・
ここを掃除するのは大変そうだ。

ゴソゴソと部屋から物を出す。

「けほけほ・・。
一体、どれくらい使ってなかったんでしょう。」

私は大きな箱を取り出そうとして
落としてしまった。

「痛っ・・・。」

手の平からは赤い血が出ている。

また、真紅様に怒られてしまいそうだな・・

「はぁ・・」

私はため息をついて落とした箱を拾った。

中身が散乱している。

急いで片付けなければ・・

拾い上げていくと、それは写真だった。

「これは、真紅様の写真でしょうか。」

そこには美しい両親と可愛い赤ちゃんが写っていた。

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