史上最強の甘々。〜先生〜甘いこと、もっと教えて。

「――入れ」




患者さんがいなくなって……。


先生とふたり――。


目。


あわせられないです……。


俯いたまま。


わたしは、申し訳なさそうにたっているしかなかった。



「なんで、覗き見なんてした――?」



ビクッ……!


雪夜先生の、いつもより低い声に、肩がすくんでしまう。



「答えろ。何度も言わせんなッ――」



ますます機嫌の悪くなる声。


こ……声……。



出ないんです……。


こわすぎて。




ガタッ――。




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