史上最強の甘々。〜先生〜甘いこと、もっと教えて。
――クリスマスイブ。
忙しい先生は、この日。
休みをとってくれていて……。
雪夜先生の高層マンションで……。
今は……。
電気の消えた部屋。
明かりは、外から、だけ……。
窓からの……
夜の町の明かり――。
わたしはその光の粒を、まどろむように、見てる。
そして……。
さっきまで、雪夜先生と過ごしていた
時間を思い出す……。
――……リビングと寝室が、別にあって。
大人っぽいソファに。
二人で座って……。
おいしいご飯
食べて……。
でも――。
それで、終わりじゃ……。
ない……。
雪夜先生は、わたしがちゃんと。
泊まる覚悟をしていたこと。
知っていた……。
「目を閉じる気がないなら、このまま、ここでしてやる――」
わたしをそっと押し倒して、見下ろしてくる、心臓をきゅっと貫くような雪夜先生の真っ直ぐな鋭い、黒い瞳――。
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