溶心
という言葉も無視して、2人で座るにはでかすぎる、
黒いソファーに座る。
「ゆーひ君、お茶ちょーだい。」
「面倒臭いんで自分で入れて下さい。」
「ゆーひ君のケチ。」
…無視。
どうも、俺、秋山夕陽です。
とあることからこのウザったらしい奴、
浪川隼人と同居することになりました。
まあ、それには深い理由がありまして。
まあ、色々あったわけですよ。
両親亡くして一人になった俺を引き取ってくれた
…とか言ったらあいつがすっげーいい人みたいだけど、
それは断じて違う!!!
引き取った、
んじゃなくて
無理矢理自分の家に住まわせた、
の方が正しい。
顔はイケメンで仕事もデキる。
んで、金持ちだし、生意気でうざいし。
うん
取り合えず、うざい。
あいつ、絶対会社で嫌われてるな。