溶心




「ゆーひ君が、好きだから。」





顔は見えなくて、


隼人さんの綺麗な黒髪だけが見える。








「いや、それなんの冗談、、、」







「冗談でも嘘でもないよ。



初めて見た時、ゆーひくんは可愛いと思った。
それは今でもそう。


でも、可愛いだけじゃないよ。
そうじゃない。



俺は男として、男のゆーひ君が好きだよ。」





「は…えっと、その、、、」




戸惑いが隠せない。





「――――――だから」


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