側にいて…
まさか…
お昼になって3人で1-2の教室をのぞいた。「いる?」「え~いないじゃん。つまんないのぉ~」何だ…。いないのかぁ。少し期待した私が馬鹿みたいじゃん。「もぉ行こう。いない事だしさぁ~」私はめんどくさそうに美月の服を引っ張った。「え~。あきらめるとか無理!探そうよ」「探そう!彩夏も探すでしょ!?」みなこのキラキラした目には勝てないかも…。「私はいいやぁ。みなこと美月で探して」やっぱりめんどくさくて断った。2人とも不満そうだったけど 探しに行った。さてと…私は何しようかなぁ?っあ屋上行ってみよう。中学の時は危ないから屋上には上がれなかったから無性に屋上がうらやましくて憧れだった。少し迷ったけどなんとか屋上のドアを見つけた。少し重いドアをあけると勢いよく風邪が私の体を突き抜ける。奥の方へ行くと1人の男子生徒が立っていた。邪魔したらいけないよね?去ろうとした瞬間彼がこっちを向いた。「「あっ」」声がそろった。それもそのはず。廊下でぶつかったあの人だった。やっと会えた…って 馬鹿か私。好きでもない人にそんな感情になってどーすんの!「今日はゴメン。」急の言葉に焦ってうなづくしかできない。「そーいえば同じ1年だよな?名前は?」彼はこっちへ向かってきた。「あぁーハイ。1-3の柏木彩夏です。」わたし今絶対顔赤いよ。「柏木彩夏って…お前か」え?知ってるの?「そーですけど…どぉしたんですか?」首をかしげた。「いや 俺の兄貴が柏木彩夏の事かわいいって言ってたからよ」えーーー!もしかして兄って…「あぁ俺は神木空雅。兄貴ここで有名らしいし兄貴に好かれたって事はここの女がひがむな」神木って・・・この人が弟さん!?すでに会ってたなんて!みなこと美月ここにいますよぉー。「え!空雅だぁ!」「え?俺の事知ってた?」「うん。神木先輩の弟って事で有名。」空雅くんは少し肩を落とした。「やっぱ 兄貴かぁ。お前も兄貴目当てで俺の事知ってんだろ?」「は?私男の人無理だから神木先輩目当てとかないから」