側にいて…

今日も早く学校に来すぎた私は屋上に行った。なぜかここは落ち着く。ガチャ。誰かが屋上に上がってきた。入ってきたのは隣のクラスの女の子。泣いていた。「っあ スミマセン。」彼女は涙を拭いた。「いや…あの…どーしたんですか?」私はおそるおそる聞いてみた。彼女はまた悲しそうな顔をした。「あぁー。これ?ちょっと目が痛かっただけよ」ムリした作り笑いはなぜか痛々しかった。「無理しなくてもいいですよ。何かあるんだったら話してください。話すだけでもスッキリしますよ。っあごめんなさい!初対面の人に話すなんて嫌ですよね…」でも話を聞いてあげたかった。私がたけると別れた時 得に友達のいなかったから話を聞いてくれる人もいなかった…。「いや、なんかうれしい。私は1年の宮本愛奈(みやもとあいな)」「私は1年の柏木彩夏。」「あっ!彩夏ってあなたね!!昨日 門の前で神木先輩とイチャイチャしてたでしょ!噂が耳に入ったから」えーーーーー!!!昨日の事がもぅこんなに!?「あれはちがう!ちがうの!!なんかいきなり話しかけられただけ!全然イチャイチャとかじゃないからね!!」愛奈ちゃんはクスクスって笑った。「大丈夫だって!次のターゲットは彩夏ちゃんなんだね。あの人今までに100人以上の人と付き合ったことあるらしいからねぇ~♪それで落ちなかった女はいないっていう噂だよ。いつか彩夏ちゃんも落ちちゃうかもね!」100人!?ただの遊び人じゃん!!「あぁー軽い人キライだからなぁ~。絶対落ちることはない!なんか100人も付き合ったって聞いた瞬間ひいた。」「まぁ~がんばって」そぅ言って愛奈は何も相談してくれないまま去ってしまった。「がんばれって言われても…無理なものは無理」それより空雅くんの顔が頭からはなれない。やっぱり私おかしい…。
私は教室に戻った。「っあ おはよぉ~~~!あたし聞いたよ?神木先輩と付き合ったって本当!?」疲れた…。今日は朝からずっとこの調子で否定しつづけた。
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