年下君との不器用な恋

教室に戻るとさっきとは違って沢山の人で溢れている


少し挨拶をして自分の席に座ると


『葉留！おはよー♪』


小学校からずっと一緒で私の親友の七瀬咲姫(ﾅﾅｾ ｻｷ)だ


咲姫はセミロングの髪をストレートにしていてかっこいい・・・


いや、明るいって言うのかな？


「あっ！咲姫、おはよー♪今年も同じクラスだねっ」


『うんっ！葉留と一緒のクラスで良かったー』


と、その時


『『『きゃゃあぁぁあ』』』


女の子達の黄色い声が教室中に響く


『あー、今日もやって来たわね』


咲姫は呆れながらそれを見ている


私も声がする方に振り返ってみた