本当に大好きだった<完>
結局
「うるさいから。」
「亜希面白~。すぐムキになる(笑)」
「ムキになって悪い?」
このやり取りをしたあとに
「嘘だよ~。ゴメンね(笑)怒った?」
と言いながら私の肩に手を回し私の顔を覗き込んでくる。
「ホントは反省して無いでしょ?」
「うん。」
このやり取りのあとに龍也は必ずキスしてこようとする。
彼の性格上、道の真ん中だろうが、他人が見てようが、
関係ないらしいが、私は人がいたら恥ずかしいから逃げていた。