本当に大好きだった<完>
変化
病みが体調にも出て結構辛くなっていた。
その日の夜、龍也から電話で
「付き合ってしばらく経つしそろそろダメ?」
私がまともなことを知らなかった龍也が言ってきた。
「私さ、妊娠して将来潰れたら嫌だからゴメン。
ってかこの先もしばらくはゴメン。」
はじめて龍也に対抗したと思う。
「そんなの聞いてねーよ?」
「聞かれて無いから言わなかった。」
「今時、そんな奴いねーよ。」
「私の周りには沢山いるし。
納得出来ないなら振っていいから。
ってかメールとか絶対返すから要求するのやめて。
私辛いんだけど。」
はじめて龍也に怒った。
「ゴメン。亜希まともだもんな。
俺は亜希のこと体目的じゃねーし、
まともなところも好きだからさ。
俺から振ることは無いから。
メールもゴメン。
俺不安で…。苦しかったよね。
これからはちゃんと亜希のこと考えるから。」
私は初めて龍也の前で泣いた。
夜中だったから声を出さずに号泣だった。