本当に大好きだった<完>
「龍也聞いて。山形のお土産もらったし、
免許も受かったし、これお祝い。
ペアになってるの。つけてくれる?」
チキンな私がはじめて勇気を出して言った。
「やべ~。超嬉しい。ぁりがとう。愛してる。」
「あとね、恥ずかしいけど手紙も書いたの。家で読んで。」
「俺、手紙とか昔はもらっても読むの面倒で捨ててた。
でも、亜希のはずっととっておく。
何回も読むからな。」
こうして初のペアストラップをつけることになった。