本当に大好きだった<完>
「これ、カラオケの時のだと思うよ。」
何とかごまかした。
でも暫くして、ミュージックプレイヤーが無いことに気付いた。
そして不幸にも母親に
「ミュージックプレイヤーちょっと貸して。」
と言われてしまい無くしたことを説明した。
「今日の朝はあったんだからカラオケ屋に電話してみなよ。」
私はこの時戸惑ってしまった。
「何で電話しないの?てか今日ホントにカラオケ行ったの?」
勘が鋭い母親に言われた。