本当に大好きだった<完>


「これ、カラオケの時のだと思うよ。」

何とかごまかした。

でも暫くして、ミュージックプレイヤーが無いことに気付いた。

そして不幸にも母親に

「ミュージックプレイヤーちょっと貸して。」

と言われてしまい無くしたことを説明した。

「今日の朝はあったんだからカラオケ屋に電話してみなよ。」

私はこの時戸惑ってしまった。

「何で電話しないの?てか今日ホントにカラオケ行ったの?」

勘が鋭い母親に言われた。

< 83 / 128 >

この作品をシェア

pagetop