クリスマスマジック〜キス・Kiss・xxx〜
引き寄せられるかのように間宮を抱きしめた。
こんなふうにわたしを好きになってくれる人なんていない。
わたしの為に会社に入るなんて……。
「本当、バカだよ」
「何で? 純粋に亜希さんが好きなだけだけど?」
そんなことをサラリと間宮は言えてしまうんだ。
「……そんな純粋な人がいきなりキスなんてする?」
「純粋と純情は違うっしょ? それに、男は積極的な方がいいと思わない?」
「時と場合による」
今回は驚いたけど、間宮だから許せる。
好きな人だから……。