年上王子様とのアリエナイ××②


びっくりして振り返ると旦那様が不思議そうな顔であたしを見ている。


「な・・なにもしてないよ?」

あ、焦ったぁ~

もう少しベッドの奥の方に行ってたら絶対に怪しまれたよ


「なにも・・ってそんなことまでしておいて?」

「こ・これは・・」


思い浮かべ!!

何かいい案思い浮かべ!!


・・あっ


「な、なんかゴミがあって」

「ゴミ?」

「そ、そう!!ほら埃とか・・いつも掃除してるけど、
こういうところとかちゃんと綺麗かなって、そう!確認したの!」

我ながらうまい、あたし!!


「ふーん・・エッチなものがあるかの確認?」

「そ、そう!エッチな・・」


あ、あたし今なんて言った!?


「ち、違うよ!あたしは、そのほんとに埃を・・」

どうしよう、いくら何でもこれは怒るよね

傷つくよね

いくら翔さんでも

あたふたするあたしに


「ふーん」

翔さんは二やっと笑いながらあたしに近づく。


「翔さん?」

「俺がそういうの持ってるか・・知りたいの?」

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