年上王子様とのアリエナイ××②

唇を一度離して翔さんが少し困ったような顔であたしを見た。


「やばいって?」


本当はもっとしていたかったのに

少し寂しい気持ちで翔さんの顔を見つめる。


「君のその瞳。止まらなくなりそう」


やめないで


今なら言えそうな気がする。

今なら・・

素直に


「翔さ・・」

「どうした?」

「・・やめないで?」


もっともっとちょうだい

もっと欲しいよ

「参ったな」

クスっと笑うと

ゆっくりとあたしをベッドに押し倒す。


大丈夫、あたし覚悟は出来てるんだよ?

もう我慢しなくても..いいんだよ?



見つめればすぐにぶつかる視線。

その瞳が近づくと簡単に重なる唇


「んっ・・」

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