年上王子様とのアリエナイ××②


「これは罰だから感じるなよ」

クスッと笑うと喉に舌を這わせる。

そんな事言ったって


「んっ..やぁ」

自然に漏れる声、次第に熱くなっていく体。


「だから感じるなって言ってるだろ」

唇が離れたかと思えば再びチョコレートを舐め上げる。

執拗に、丁寧に。


「ん..翔さ、もう」

やめて、そう言いたいのに抵抗できないのは

このチョコレートの匂いのせい?

それとも旦那様のせい?


「大丈夫、全部食べてあげるからさ」

そう言うと今度はチョコレートを救った指先をあたしの口の中に入れた。


「んっ!」


苦しいけれど、次から次へと入って来る甘い液体に
もう意識が朦朧としてきて。


いつの間にかその甘さに酔いしれてる自分がいる。


「柚子、今すごいエロいよ」


< 237 / 239 >

この作品をシェア

pagetop