勿忘草〜永遠に捧げる私の気持ち〜



ドクンッ






「は?…なんでだよ」



「………」


紫苑は俯いたままこっちを見ない





「紫苑…嘘だろ?」


「……本当」


やっと口を開いたのはいいけど聞きたくない事ばかり聞こえてくる




「なんか裕より好きな人が出来た」

「だって四年も一緒にいたら飽きるでしょ?」




紫苑からは心のない言葉ばかり




声もいつもと違って冷たい





< 144 / 262 >

この作品をシェア

pagetop