勿忘草〜永遠に捧げる私の気持ち〜



信矢に電話するとびっくりするほど早くきた



「よっ」



信矢はこの前とは変わらない笑顔で紫苑と俺を見た



「急に呼び出してごめんなさい」


紫苑はシュンとした顔で謝ると信矢はさっきとは違う優しい微笑みで紫苑の頭を撫でた




やめろ。やめろよ


俺の紫苑に触んな!!




怒鳴って殴りかかりたかった




でも出来なかった




だって今まで俺に見せてた冷たい表情とは真逆の微笑み




そっか紫苑は本当に…






信矢を好きになったんだな



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