勿忘草〜永遠に捧げる私の気持ち〜
後悔だけはしたくないんだ
もし終わるとしてももっとお互いが納得して終わりたい
もちろん終わらせるつもりはないけど
さっきまで笑いあってた紫苑がこっちを見た
「これで分かった?私信矢を好きになったの。だから別れてよ…」
ごめん紫苑。お前の幸せを願いたいけど俺諦められないみたい
「無理。紫苑が信矢を好きになったなら今度は俺が振り向かせるだけ」
「だからまだ諦められねぇんだ…ごめんな」
言い終えると少しだけ潤んだ瞳を隠すように部屋を出た
泣きそうなのは隠せたけど本当俺って情けねぇー
本当ダッサイ。カッコ悪くて自分が嫌になりそうだよ