勿忘草〜永遠に捧げる私の気持ち〜


【紫苑Side】



裕が立ち去った後ポロポロとこぼれ落ちた雫がベットのシーツを濡らす




信矢は気づかないフリをしてただ頭を撫でていてくれた





裕にあんな顔をさせたくて私はこんな事をしたわけじゃない




ただ私は裕に幸せになってほしかっただけなのに…


裕の傷ついた顔がチラチラ脳裏に浮かぶ




やだ。思い出したくない




でもあんな顔をさせたのは




私なんだ



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