勿忘草〜永遠に捧げる私の気持ち〜



「ねぇ裕。許可もらったからちょっとだけでいいから外でよう」



「お前の体は平気なのか?」


心配そうに言う裕に

「平気だからお願い。」

と頼んでみると

「そうだな。紫苑にとったら久しぶりの外だしな」

と言って手を繋いでくれた




その大きな手に包まれると安心して

この手を離せなくなりそうだった



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