勿忘草〜永遠に捧げる私の気持ち〜



しばらく泣いていたらコンコンとドアを叩く音がした

「…は…ぃ」

「あっ俺だけど入っていいか?」

裕か…

でも今入ってきたら泣いていたのがバレちゃう

きっと私が病気の事を知ったと言えば裕もお母さんも気をつかう

だからまだ知らないって事に決めたの

「ごめん…裕。今ちょっと具合悪いみたいだから休ませて」

「そうか。分かったゆっくり休めよ」

やっぱり優しいね…。裕は

「うん。後、今日はありがとね」

「おぅ。またな」

< 61 / 262 >

この作品をシェア

pagetop