勿忘草〜永遠に捧げる私の気持ち〜



俺は病院をでたら必死に走った



こんなに周りが見えない程がむしゃらに走ったのは初めてだった




人通りの少ない川辺に腰を下ろした


手元には小さな小さな紫色の花があった




花と言えば紫苑花好きなんだよな


明日持っててやるかな?






…いや…駄目だ

あんなにカッコ悪い姿見せといて戻れねぇよ…。


< 88 / 262 >

この作品をシェア

pagetop