勿忘草〜永遠に捧げる私の気持ち〜



「俺はヤる目的で紫苑と付き合ってるわけじゃないんだからな!だからそんな簡単にお前を手放さねぇーよ」

えぇー私の声漏れてた!?

「お前顔に出し過ぎだしすぐ分かる」


そんな私分かりやすいのか?


「紫苑!ほら」

裕が私の前に手を出した

うん!

と言いながら私の手も差し出す

付き合ってからはケンカも多いけどいつでも手を繋いで帰ってた


裕の手は大きくて温かい。

だから手を繋ぐだけで安心するの


裕は知ってた?

私はずっと裕だけを見てきて裕だけを好きだった

いつか離れても私はいつでもあなたの幸せを祈ってる…。

< 9 / 262 >

この作品をシェア

pagetop