天才ちゃん ×  不良君
すっかり、その子とは 仲良くなった。



西島紗希。








友達できて一安心…
みたいな。






「ね、今日さ友達記念日でどっか行かない?」


「うん、いいよっ」


お母さんたちには遅くなるって連絡すればいい。







あたしは朝の出来事をすっかりと忘れていて…







「亜衣琉ー」


まだ聞きなれていない低くかすれた声があたしを呼んでる。





「嘘でしょ?」


その場であたしはつぶやいた。




「亜衣琉って相田零のこと知ってるの?」



「紗希知ってるの?」


「知ってるもなにも…あの人はここの頭だよ?喧嘩も強ければ頭もいい。この学校の人は誰も口答えができないの」





まじで?









あたしすんごいやばくない?






引っ叩いたよ?

殺される…

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