やくざと執事と私【クリスマススペシャル】
第7回:小夜Time
第7回:小夜Time
12月23日(木曜日) 天気:曇りだけど、龍一さんの笑顔に私の心は晴々。
ついに、明日は、クリスマス・イブ。
一応、女の子の私にとっては、一年の内でも、絶対に外せない一大イベント・・・だけど、今日は、そんなこと考える暇がないほど、忙しかった。
新年には、様々な準備がいるみたいで、私は、龍一さんに言われるがまま、右往左往して・・・。
つかれたぁ~。
でも、今日の最後の仕事の後に、龍一さんが、「お疲れ様でした、小夜さん。それでは、オヤスミなさい。」と言って、なんと、なんと、私の額に軽く、キ、キスをしてくれて・・・。
『小夜、15分間、思考停止。』
龍一さん、たまに、ああいうことしてくれちゃうんだよねぇ~。
いつもだったらいいのに・・・なんて。
『小夜は顔を真っ赤にして、にやけている・・・正直、気持ち悪い。』
って、真木さん!何、勝手に私の観察日記つけてるんですか!・・・しかも、気持ち悪いって!
えっ?
サブさんを見るのにも飽きたから、暇つぶしに私を観察しに来たって、本当にやめて下さい!