やくざと執事と私【クリスマススペシャル】


そんな俺の目の前を、ヒナタが、「よく調教されてるな。」と可哀相な目で見て言ったが、俺は言ってやった。



「これは、調教ではない!教育だ!」と。



そんな俺を見て、龍一が、微笑んだ。



ほらみろ、ヒナタ、龍一が、微笑んだということは、俺が正しかったんだ・・・・・んっ?なぜ、俺は、龍一が、微笑んだら、喜んでんだ?・・・・深く考えると危険なような気が・・・やめておこう。



電話が終わって、龍一が言っていた、「この時期は、お誘いの電話が多くて大変です。」と。



おや、おかしいぞ?



「・・・男から?」



聞いた俺の肩を叩きながら、可哀相なものを見る目で見た龍一が言ったんだ・・・・「女性達からです。」と。



・・・達ということは、一人ではないということか・・・・。



・・・・おかしいな、俺には、まだ、一人からも電話掛かって来てないのに?



なぜ、龍一だけ?



あっ、もしかして、俺が、いつも、俺の携帯電話番号と一緒に龍一の携帯電話番号も教えるからか?


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