ミラー・ドール
「あーもう、麻夜ちゃんに笑われたじゃん!!」
「はぁ!?俺のせいじゃねーだろ!!」
・・・え?
私 今・・・笑ってる?
・・・あ
家の中で笑うとか久しぶりかも・・・・
いや、違うか・・・
笑わないじゃなくて、笑える事が何が無かったんだ・・・
ただ・・・あの頃と同じで一人ぼっちで暗くて心細い夜をどう過ごすかだけを考えた・・・
「わっ!!な、何!?」
「ねー麻夜ちゃん助けて〜!!(泣)陽向がいじめてくる〜」
彼女が涙目になりながら私に助けを求めてくる
「おい!!すぐ麻夜に言い寄るなよ!!」
「ふーんだ!!陽向がティアに意地悪するのが悪いんじゃん!!」