ナイト



そしてぐっと引き寄せれて強制的に自転車を乗せられてしまった



「しっかり掴まってな」



「で、でも…」



「学校遅れてもいいのか…?」



「よく…ない」



あたしは思い切って自分の腕を水嶋海貴の腰にまわした



それを確認した水嶋海貴は自転車を漕ぎ出し始めた



どうしよう……自分の心臓の鼓動が早い



恥ずかしくてもどうにもできないほどあたしと水嶋海貴の距離は短い



腰に手をまわしてる時点で水嶋海貴にふれていることにあたしはボッと顔が赤くなってしまった



もう……嫌、早くついてよ学校~!



心の中で泣き叫ぶ友美の声は届くはずがなかった



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