ナイト



「俺は水嶋海貴。覚えとけ」



そう言うと立ち上がって制服についた汚れを払っていた



水嶋……海貴……。



太陽の光に当たったその姿は全身輝いてみえてまた見とれてしまった



やっぱり格好良い……



「その傷、あとは保健室にいってやってもらえよ」



ちょ……保健室でやってもらえって……



そのまま自分一人でさっさと行っちゃう系!?



アタフタとしているあたしと違い水嶋海貴は草むらにころがってるスクバを持って時計を見ていた



「やべーな、完璧に遅刻。」



遅刻!!?



あたしは自分の腕にある時計を見て確認した



はっ……8時30分!!



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