想い人〜許されないこの想い〜
そう言って笑う菊地さんは何だか、憑き物が落ちたような顔をしていた。
「じゃあ並河と前村!!
頑張れよ〜。
特に並河!!委員長は激務らしいからな!!」
「は〜い…」
そしてチャイムが鳴り、帰りの挨拶もすんだ。
「椎果帰ろ〜って…何、手帳に書き込んでるの?」
「ん〜?秘密♪」
私はこの時、手帳の今日の日付の所に
『二十歳になった年、学校の近くの桜がきれいな公園。』
と書いていた。
「じゃあ並河と前村!!
頑張れよ〜。
特に並河!!委員長は激務らしいからな!!」
「は〜い…」
そしてチャイムが鳴り、帰りの挨拶もすんだ。
「椎果帰ろ〜って…何、手帳に書き込んでるの?」
「ん〜?秘密♪」
私はこの時、手帳の今日の日付の所に
『二十歳になった年、学校の近くの桜がきれいな公園。』
と書いていた。