想い人〜許されないこの想い〜
『さぁ!!では毎年恒例!!
この後にあるちょっとしたイベントのために近くにいる好みの方とペアを組んでください!!

時間は三分です!!』


よーいスタート!!という掛け声と共に人が動き始める。


「あれ…?並河は動かないのか?」


「私は毎年、このイベントには葉月と参加してるんです。だから葉月が戻ってくるのを待ってるだけなんですけど…」

私とあなたが話していると…


「あの…」

と声をかけられる。

毎年のことだからもうわかっているけれど…無視はできない。
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