素直になれない女の子
3.意地っ張りな葉っぱ
「おい!葉っぱ!!」
多摩川の土手をこそこそ帰っていると、啓太が私の頭にバッグを投げつけて言った。
「大丈夫かよ!?舞台から落ちた時、足くじいたんじゃねぇの?」
「葉っぱは今、ヒジョーに落ち込んでるんです!そっとしといて!」
・・・カワイゲのない葉っぱだ。
可愛い女の子なら、目をキラキラさせて、きっとこう言う・・・。
「啓太君、心配してくれて有り難う!」
この一言が言えるか言えないかが、カノジョになれるかなれないかの分かれ目だな、きっと。
(・・・それ以外にも要因はあると思うけど)
啓太は「ん!」と言って顎をしゃくるとバイクの後ろを指差して、「のっけてやるから乗れ!」と命令した。
多摩川の土手をこそこそ帰っていると、啓太が私の頭にバッグを投げつけて言った。
「大丈夫かよ!?舞台から落ちた時、足くじいたんじゃねぇの?」
「葉っぱは今、ヒジョーに落ち込んでるんです!そっとしといて!」
・・・カワイゲのない葉っぱだ。
可愛い女の子なら、目をキラキラさせて、きっとこう言う・・・。
「啓太君、心配してくれて有り難う!」
この一言が言えるか言えないかが、カノジョになれるかなれないかの分かれ目だな、きっと。
(・・・それ以外にも要因はあると思うけど)
啓太は「ん!」と言って顎をしゃくるとバイクの後ろを指差して、「のっけてやるから乗れ!」と命令した。