君との、距離。
あまりにも、ゆずは暗い顔をしていたんだろう。
「ま、ゆず。
新しい恋があるよっっ!!ねっ?」
気を使った千鶴がガッツポーズしながら話すもんだから思わず笑ってしまった。
「ふふっ…。」
「よっし、ケーキバイキング行こうっっ!!!!で、食べまくっちゃお!!」
「ゆず、…太っちゃうよ…。」
「だーいじょうぶっ!!」
ゆずが出来ないウインクをいとも簡単にやって見せた千鶴が。
何のケーキ食べよっかな−−とか、わーわー騒いでのを見て、ちょっと…っていうか、かなり元気づけられた。