nature


そんな時に私を庇ってくれて、いつも一緒にいてくれたのが美羽だった。


美羽には全てを話した。


一緒に泣いてくれた。


辛いね、と。
痛かったね、と。
1人じゃないよ、と。


何度も父の暴力がいきすぎて、父の隙を見て逃げた事があった。


裸足で、靴も履かず、財布も持たず、30分かけて美羽の家に逃げ込んだ。


深夜だったのに、美羽も美羽のお母さんも、お父さんも、やさしくしてくれた。


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